国府駅にエレベーター設置
        (日本共産党・佐藤いくえ市議の公約)

実現へ大きな一歩


 
昨年(平成15年)12月の豊川市議会で、佐藤いくえ市議(日本共産党)と大野良彦市議が、国府駅

 エレベーター設置についての一般質問を行い、この答弁で豊川市は積極的に取り組むことを明らかにしました。

 今年(平成16年)の3月議会では、さらに予算措置も具体化し、エレベーター実現にむけ動きだしました。

 
 


豊川市 名鉄との話し合いでこれならやれると判断


昨年12月議会での大野良彦市議の質問に対する豊川市の回答は、以下のようであった。

交通バリアフリー法に基づき、国府駅とその周辺を対象にして基本構想を作り実施をめざす。

来年度はアンケートをとり、基本構想策定をそれ以降に行う。その際、「委員会」をつくり、

住民団体等の意見を反映させる(町内会役員、障害者団体、国府駅にエレベーターをつくる会など)。


翌日の質問で、佐藤いくえ市議はさらに突っ込んで質問。「8月28日に『国府駅にエレベーターを

つくる会』が名鉄と懇談を行っている。この時、名鉄は『市の働きかけがあれば、エレベーターの

設置ができるかどうか分からないが協議に応じる』と回答している。早速、『つくる会』は豊川市と

懇談し、名鉄との懇談の内容を伝え、名鉄と話し合うように求めた。

10月下旬、『つくる会』の提案が実り、豊川市側と名鉄側は国府駅で会い、小型エレベーターが設置

できるかどうか、現地を見て話し合いをもったと聞くが名鉄の反応はどうだったか」と質問。


これに対して建設部長は、「名鉄側は、正確なことは測量・設計しないと分からないが、

小型エレベーターの設置は可能と考えたようだ。名鉄側は大変協力的であり、市としてもこれなら

やれると判断した」と答弁。また市は、「今後、小型エレベーターで簡易に行うか、ホームの改築も

含めた大規模改築で行うかは、話し合いの中で決めていく」と答弁しました。


その後、今年の3月議会では、エレベーター設置や国府駅周辺の調査などが見込まれる「交通

バリアフリー基本構想」策定のための調査費としての予算が決まり、実現にむけ動き出しました。



実現を願う市民の声が 豊川市・名鉄を動かす


国府駅エレベーター設置については、日本共産党の佐藤いくえ市議が議会でたびたび取り上げ、

昨年4月の市議会議員選挙では公約にかかげ、市民アンケートや署名活動を実施し、切実な声の

ビッシリ書かれたアンケートをそのまま名鉄に手渡し、エレベーター設置を強く要望していました。

エレベーター実現を望む市民の声と地元関係者の皆さんの行動が大きな力となりました。


エレベーターはできるかぎり早期に、しかも財政負担の少ない方法で実現されることが、多くの

市民の願いではないでしょうか。八田ひろ子参議院議員も、『国府駅にエレベーターをつくる会』の

皆さんとともに国府駅の現地調査を行ってきました。


新とよかわ

号外・発行・日本共産党豊川市委員会 2004年3月